koji


2024年1月28日日曜日

Putikeeg社のパドル


Putikeeg社のパドルが届きました。

質感はGOOD👍️
打電フィーリングはどうかな…
しばらく試し打ちしてみます😼

2024年1月23日火曜日

🔥火の輪くぐり(マグネティックループ)

21MHz用マグネティックループアンテナを作りました。
今回製作するにあたってSmall HF Loop Antenna Calculator (by Steve Yates, AA5TB, corrections by Kai Siwiak, KE4PT)を使用しました。

計算結果
Designe Frequency 21.200MHz
Loop diameter 0.8m
Conductor diameter 12.5mm
Loop circumference 2.514m
Total tuning capacitor 26.624pF
Measured efficiency -3.025dB

①メインループ部分
→12DSFA同軸ケーブル2.5m(直径80cm)

②リンクコイル部分
→3D-2V同軸ケーブル50cm(直径16cm)

③マッチングBOX(タッパー)
10PFタイトバリコン+同軸コンデンサ(3D-2V長さ20cm=20PF)→調整後3cmカットして17cm(約17PF)となりました。
タッパーの穴あけは半田コテで溶かして開けました。


カッターでバリ取り去ります

ネジ留め用の穴も半田コテで

追加コンデンサ用に同軸ケーブル3D-2Vを使用
1cmが1PFです、20cmを測定したら21PF、ほぼ計算通り
→アンテナ完成後にカット&トライして17cm(約17PF)にしました。

完成したマッチングBOX

リンクコイル直径16cm
3D-2V長さ50cm、網線だけをBNCセンターピンとGND側に半田付けしてループ形状にしました。
21MHz用の🔥の輪くぐり完成
メインループは12DSFA同軸ケーブル、長さ2.5mをループにして直径80cmです。
上から吊るす為の折り畳み式の衣紋掛け、及び同軸ケーブル12DSFは
火の輪くぐり伝承者A様よりご提供頂きました<(_ _)>
バリコンの羽を全部抜いたところ(0PF)でSWR最小20.5MHzとなりました。
同軸コンデンサが少し長過ぎたようです。
足が治ったら公園でカット&トライ調整をしたいと思います🐱
公園で火の輪くぐり教祖U様、伝承者A様に見て頂こうっと

ところで火の輪くぐりと言えばドクターストレンジが思い浮かぶのはワタシだけ?

2024.1.29追記(室内からオンエア)
🔥大車輪🔥使いの教祖様(U様)と無事に交信できました。🔥ミニ車輪(28MHzバージョン改)のA様は信号聞こえたのですが電波が届かず残念、引き続きトライしようと思います😼

2024年1月20日土曜日

IC-740修理

昨年入手していたIC-740S君
IC-740モデルは確か過去5~6台以上は手入れした記憶あり、今回で何台になるのだろうか…
かなりのボロボロ状態でしたが少しずつ直してます。

①CWモードに変えるだけで送信してないのにサイドトーンがけたたましく鳴る現象
→オペアンプゲインボリューム調整にて完了

②定番のプリアンプON/OFF 切り替えリレーの接触不良
→新しいリレーと交換
交換するリレーはピンアサインが異なるのでUEW線を予め半田付けして配線します。

RFユニットへ裏返して取り付けました。
他の修理ブログ等を拝見すると、このようにやるのが定番のようです。

③いろんなスイッチ、ボリュームがガリガリして接触不良
→フロントパネルを外して全てのスイッチ、ボリュームへサンハヤト接点洗浄剤RC-S201をシュシュ浴びせて復活。
COMPスイッチ(コンプレッサー)は定番の接触不良、ここにIF送信信号が経由されているので接触不良を起こすと送信ができなくなります。
(  ̄- ̄)
リレー回路でも入れようかと思いましたが面倒なのでとりあえず接点洗浄で🍵お茶を濁す。

④FMユニット(オプション)の取り付け
40年以上前のリグなのでオプション品は現在メーカー販売はしておりませんのでヤフオクにてゲットしました。
ジャンクのIC-741(FMユニット付き)を安く落札しました。

↓サービスマニュアルを参考にしてIC-740Sへ取り付けました。
⑤アイコム純正の専用マイクはアンプ入りです。そのため普通のマイク(アンプ無し)を使うと変調が浅くなるのでマイクアンプIC3(4558D)のゲイン調整用抵抗(R77、4.7KΩ)をカットしておきます。

あとはCW フィルターが欲しいなあ…
500Hzのやつです。
たまにヤフオクで見かけますが高いので今のところパスしてます。


アイコムIC-705用フレームシールド

昨年8月頃に購入したアイコムさんのIC-705に取り付けるシールドフレーム(CQオームオリジナル品)を少し前に購入しました。別のメーカーも出していますがCQオームさんのは金型からしっかりと作られて精度も良さそうだったので購入しました。
アウトドアで使う時に取り扱いが楽になり、見た目も超クールですね。
IC-705ユーザーにオススメの一品です。

愛用のKIBANTもなんとか取り付け可能
このスタイルで近所の公園から天気の良い日は21MHzオンエアミーティングに参加してます。
IC-705はボタン一つでFT8設定してくれるので運用も楽チンです。これでよくFT8に出ています。

Kenwood TH-F28ハンディ機修理

近所に住んでいる姉ちゃんの旦那様(現在閉局中)からKenwoodのカッコいいハンディ機TH-F28、144MHZ(430MHz受信可)を頂きました。
↓デザインがKENWOODらしくて好きです

乾電池ケースの液漏れ補修と電解コンデンサの交換を行いました。

コンデンサ交換前、基板を見ると漏れた電解液でパターンが虫食い状態になっています。今は正常に動作していますが早く交換しておいた方が無難ですね。

アリエクにて電解コンデンサSMDキットを購入しました。

作業の様子
20Wの細い半田コテと細い糸ハンダ(0.3㎜)を使って電解コンデンサを外しました。
外す時に新しいハンダを付け足してあげると外し易くなります。パターン剥離しやすくて大変難しい作業です。
外した後にアルコールで電解液を綺麗に拭き取ります。レジストが剥がれたところは銅箔がむき出しになるので酸化(サビ)する為、新しいレジストを塗るか半田メッキしておくことを推奨します。(私はとりあえずそのままにしてしまったので後日処理予定)

電解コンデンサ交換後
1ヶ所パターン剥離してしまいましたがなんとか取り付けました。

2024.1.23追記
防湿コーティング(シリコンコーティング剤)太洋電気産業BS-C20Bをアマゾンにて購入。レジストの剥がれた部分に塗布しました。レジスト剤が売り切れだったので代わりに使ってみました。
3回ほど上塗りしました。一応コーティングはできています。


↓乾電池ケースからアルカリ液がはみ出るほど膨らんでいました。
作業途中の写真撮り忘れましたが、かなり外すのが大変でした。
乾電池ケースは少しヒビが入ってしまいましたがなんとか修復して使えるようになりました。

取扱説明書をKENWOODホームページからダウンロードできました。
送信系統図
パワー設定がH(5W)、M(2.5W)、L(0.5W)、EL(20mW)の4段階あります。
EL設定にするとかなり長時間使えそうです。
144MHzのトランシーバーですが430MHzも受信可能、クロスバンド機能も付いています。
150MHz帯も受信可能なので国際VHFが感度良く聞こえています。

2024年1月8日月曜日

KEWOOD TS-850修理

 昨年4月頃にヤフオクで落札して使用していたTS-850Dを修理しました。

(修理したのが昨年末ですが備忘録としてブログ記事にしました。)

症状は極まれにPLLが暴走して送受信不可になってしまうことです。これが1か月に1回くらいしか出ないので面倒なこともあり放置しておりました。

PLL基板は上カバーを外してスピーカーの下にあります、小さな基板が付いている金属カバーを外すとPLL基板が見えます。


問題のカスタムICの番号は68312で改良バージョンです。

ネット検索情報によるとTS-850無線機シリアル番号の頭が4以降のロットはカスタムICが改良バージョンになっているらしいとのことなのでオークションで落札する時もシリアル番号が撮影されていて確認してから落札しました。

液漏れした電解コンデンサをパターン剥離させないように注意しながら外します。
写真で見てわかるかと思いますが一番左に普通の縦型の大きな電解コンデンサが付いていますが、これはSMDコンデンサを外す時にパターン剥離してやむを得ず付けたものです。
ネットでよく書かれている指で回転させて外す方法をやってしまいパターン剝離しました。
この基板は片面基板(パターンが片面にしかない)でパターン幅も細い為、絶対にコンデンサを回転させて外してはダメです。必ずパターン剝離します。
詳しくは書きませんが半田コテで外すのは凄く難しくて大変でした。半田コテ作業に慣れていない方はオススメできません。(というか半田コテでパターン剝離しないで外すのは不可能と思います)
全ての電解コンデンサを新しいものに交換しました。
※コンデンサを外した時にアルコールで基板を綺麗に洗浄しました。電解液が残っているとパターンを蝕むためです。
基板パターンのあちこちが電解液で虫食い状態になっていました。もうこれ以上放置すると取り返しのつかない状態でした。たぶんギリギリ大丈夫だろうみたいな感じです。
よくヤフオクで古いTS-850が出品されていますがもし入手される場合はこの大変厄介な電解コンデンサの交換と改良カスタムICであることを考慮されることをお勧めします。

取り敢えずしばらく様子を見て使ってみたいと思います。
あと周波数表示部分の基板とAF回路基板にも液漏れ電解コンデンサがあるらしいので早目に交換せねば....










SUR工房さんのLunaパドル

数年前からSUR工房さんの電鍵を愛用していますが昨年のハムフェアで試し打ちしたパドルLUNA(ルナ)のタッチフィーリングがとても良くて年末にオーダーして一昨日届きました!

オプションのコールサインプレートを付けました。

パドルの反発はスプリングではなくてマグネット式になります。

マグネット式は国産ではSUR工房さんだけではないでしょうか。

かの有名なイタリアのbegari(ベガリ)がマグネット式ですが、円安の影響で送料や輸入税を含めると6万円近くになりそうなので止めました。begariは触ったことがないのでタッチフィーリングはよくわかりませんが機会があったら触ってみたいと思っています。


ニューイヤーパーティーなので10MHzでCQを出してみるとJA5のOM様から呼ばれました。高速打電がストレス無く打てます、苦手なホレ(和文)符号も今までよりスムーズに打電できるようになりました。

高校時代からHIMOND→KENPRO→BENCHER→某自作工房パドル→GHDと心地よい打電フィーリングを求めて来ましたが、SUR工房さんのLUNAが最終パドルになりそうです。

SUR工房KEY3兄弟

同じくSUR工房さんの縦振り電鍵でストロークの長いタイプをまだ入手していないので、いつか入手したいと思っています。






2024年1月2日火曜日

IC-756ProIII修理完

 2024年最初の投稿は昨年修理を中断していたIC-756ProIIIの続編になります。

一番手前の基板が故障しているパワーアンプユニット

(前回までの状況)

①オシロスコープで信号を確認したところドライバー2SC1972で信号が減衰(増幅していない)ことが判明、取り外してトランジスタチェッカーで確認したところショートモード(抵抗)になっていました。

②サトー電気で中古2SC1972を2個購入(hfe測定したところ)1個はhfeが低く(一桁)使うか迷ったがとりあえず交換。数秒100W出力したものの昇天してしまいました。

(ここで中断してました。)

③ドライバーTR以外に他にダメージのある部品がないか再確認しました。

→バリスタダイオード不良を確認しました。(実はバリスタダイオードも入手難)


バリスタダイオードはコンデンサとなっていました。(不良)

※未使用品のサトー電気で販売していた2SC1972(2,400円/個)は事故で入院していた間に売り切れてしまいネット上で探しましたが出物(妥当な値段で信用できるもの)が見つからず困りました。

そこでなんとなく使えそうな代替品候補に上がっていた2SC3133を使用することにしました。この2SC3133はHF用(2SC1972はVHF用)ですが同じアイコムのIC-505(50MHzポータブルトランシーバー)に使用されていて1本で10W出力しています。かなり昔、このIC505ジャンクをヤフオクで入手して修理していたので知っていました。なのでIC-756ProIII(HF~50MHz)にも使えるだろうと思ったのでした。又トランジスタの足ピンアサインも全く同じ、エミッタフィンも同じ(ヒートシンクに直付け可能)です。ただこの2SC3133も市場ではすでに廃品種となり入手が困難ですが....ニャ、ニャンんと手元に2個あります。はい、だから使おうと思ったのですが...

昨年ヤフオクでFMユニット(オプション品)だけ欲しくて落札していたIC-741にも実は2SC3133 x 2個がドライバーとして使用されています。(これもかなり昔に別のIC-741を修理して知っていたのでした)

FMユニットを愛機IC-740Sに移植して現在は放置状態になっているIC-741君にドナーとなって頂くことにしました。入手困難なバリスタダイオードも一緒に外します。


外した2SC3133(2個)とバリスタダイオードをチェッカーで確認、Hfeは62と56で良好、ダイオードも問題なく使えます。




IC-756ProIIIのパワーアンプ基板へシリコングリスをたっぷり塗布して2SC3133 x 2個を取り付けます。


バリスタダイオードと2SC3133との間にもシリコングリスをたっぷり塗布して熱結合させます。


次にアイドル電流の調整を行います。オリジナルの2SC1972は250mAですが今回代替品として使用した2SC3133は100mAに合わせます(IC-741のサービスマニュアル参照)

アイドル電流調整後に恐る恐る電源ON、パワー確認!!
な、なんと100W出た~と思ったら電源コードのヒューズが飛びました。。。
またかよ~と思ったら、自分の電源コードはTS-850D(25W機)用で10Aのヒューズだったのでした。超焦りました(-_-;)
とりあえずFTM300D(144/430MHZ, 50W機)に使用しているヒューズが20Aだったので、それと交換して再度電源ON。無事出力100Wを確認しました。そしてちょうど21MHzでいつも交信しているローカルのOM様に変調レポートを頂き問題なく綺麗に変調がかかっていることを確認しました(^▽^)/


(おまけ)

正月早々、作業中またまた指をジュっとやってしまいました(T_T)

ドジなのでよくやります....