2013年9月22日日曜日

Making ladder xtal filter

ジャンク水晶を使ってクリスタルフィルターの自作をしてみようと思います
まずは発振周波数の近いものを選別(銘板周波数8.000Mhzの水晶)
カウンターは7.998.969Hzを表示

測定用の発振器はバッファー付き(2SC1815 + 2SK241)+三端子電源(78L09)付きの簡単な回路
小一時間ほどで製作
8個測定したところ
7.998.919Hz
7.998.957Hz
7.999.082Hz
7.999.001Hz
7.998.971Hz
7.998.943Hz
7.998.988Hz
7.999.061Hz
Max. diff. 163Hz、近いもの(max. diff. 58Hz)を5個選別してとりあえず5 poleで作ってみようかと思います


端子間容量はデジタル容量計で測定したところ4.6pFでした。

フリーソフトのEasy XFで計算

2.7KhzだとCが48PF、2Cが96PF、IMPは約400オームと計算結果が出ました。
9:1のトランスでマッチングがとれそうです。


ラダーフィルター製作用基板(RF基板にピンジャック付けただけですが)

1P~5Pまで貴田電子KEM-FRA160で測定してみました

1素子
2素子

3素子

4素子
5素子
なんとか使えそうですが直列共振点の損失が周波数が高くなるにつれ大きくなってます
Cはセラミックの小さいものを使ってますが、大きいものにするかチップSMTにすると損失が少なくなるような記事を見た記憶がありますので次回トライしてみましょう
ただ8Mhzという周波数はアマチュアバンドのIFとしては周波数変換上、使いずらい周波数ということに今更気づいた次第でしたHi

ちなみに以前測定したTRIOのYK88Sはこちら
直列共振点と並列共振点の差が10dBくらいはありそうです
YK88Sは山の数から6素子でしょうか

(おまけ)
8素子も作ってみた

↓Cと2CはSSBを想定して39p、82Pを付けて測定した結果
素子数が増えるとシェープファクターも改善された

↓Cを82P、2Cを150Pにしてみたら
狭くなってCW用?
でも中途半端ですね





2 件のコメント:

  1. Cと2Cをトリマ―コンに変えて
    フィルターシェープが良くなったところで
    外して、近い値のセラコンに変えるという作戦で
    BITX-20Aの時はよいフィーリングに仕上げました。
    ただ10dBくらいノッチっぽくなっていても
    聴覚上は余り気にならないと思いますが。

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  2. 了解です、使いやすい周波数にして再トライしてみますね

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