2021年8月29日日曜日

ダイレクトコンバージョン受信機

 DC受信機の回路図をKicadで描いてみました。(ビギトラ AM SSB編より)


いまのところ基板製作は未定

2021.9.4UPDATED

ELCROWさんへ基板を発注しました!



2021年8月16日月曜日

シングルスーパー受信機製作(完)


 50MHzバージョンもパネル配線完了。50MHzバージョンのVXOコイルはFCZ1R9(1.9MHz)から10uHに変更。2連ポリバリコンは60PF側を使用(KIBANTで使用したものと同じポリバリコン)。スーパーVXO39MHz(13MHz水晶3逓倍)の可変範囲は約50.140MHz~50.290MHz(可変範囲間違えました)50.235MHz~50.290MHz(約55KHz)になりました。

久しぶりに本格的なシングルスーパー受信機を製作しましたがVXOは奥が深いです。

使用する水晶、VXOコイルによって可変範囲の上下限が変わります。バリコンは可変範囲を広げようと容量を大きくしても、ある程度のところで高止まりしました。VXOコイルも同じく可変範囲を欲張って大きくしても発振が暴れて上手く行きませんでした。FCZ1R9は可変範囲が広いのですが発振が不安定となりました(7MHzバージョンはFCZ1R9では発振せず)。手巻きしない場合(普通のインダクタ使用の場合)は、VXOコイルは4.7uH~10uHが良いと思います。50MHzバージョンのVXOコイルは4.7uH + 4.7uHや4.7uH + 6.8uHも試したが発振安定せずNGでした。いまのところ10uHで落ち着いています。7MHzバージョンのVXOコイルは4.7uH→6.8uHに変えたところ7.035MHz~7.130MHzまで可変できるようになり良い感じです。

今回デュアルゲートFETのBF998を初めてIF増幅に使用しました。このデバイスの情報が少なくて不明でしたが、とりあえず従来の回路(ビギトラ3SK59のIF回路を参照)をそのまま入れ替えて製作、動作しました。製作後、少し変更して電源分圧抵抗は電源1/2で設定、ソース抵抗は10Ω(自己バイアス)としました。

しばらくQCXばかり使用していましたが、やはりアナログ的なシングルスーパーも良い感じですね。特に自作で聞くシングルスーパーの音色は好きです。

今回ALLPCBさんでパネルが無料(送料も無料!)で出来ましたし、自作環境は昔に比べて良くなったと思います。Kicadも初めは慣れるまで大変ですが使い慣れると凄い自作ツールとなります。FCZ基板や生基板でやっていた頃に戻れなくなりました。


↓回路図(今回製作した基板と少し異なります。次回製作用にAM検波回路を追加)


部品挿入参考図(今回製作した実装と少し異なるところあり)

(とりあえず完)

2021年8月13日金曜日

シングルスーパー受信機の7MHzバージョン製作

7MHzバージョン用にサトー電気さんで18.432MHzの水晶を購入してVXO回路に取付。FCZコイル1R9との相性が悪いのか異常発振してしまいまいた。

FCZコイルを取り外して10uHと交換しましたが異常発振は収まらず4.7uHに交換したところ正常に発振するようになりました。可変範囲は7.124MHz~7.151MHz(約27KHz)、もう少し広げたいので次回6.8uHに交換してみます

2021.8.22追記
インダクターを4.7uH→6.8uHに変更したところ可変範囲が7.035MHz~7.130MHz(約95KHz)まで広がりました。2連ポリバリコンは140PF側を使用しています。(KIBANT製作で使用したポリバリコンと同じもの)


モービルホイップアンテナを接続して受信してみました。
にゃんダース軍曹(受信状態の動画)↓

ALLPCB無料クーポン利用でパネル基板を製作しました。


DHL送料も無料、全て無料でALLPCBからPCBが届きました。


パネルにSメーター、バリコン、ボリューム、スピーカー直径30㎜(薄型3.5㎜厚)を取り付けて配線しました。スピーカーは接着剤で付けました。

PCBパネルですがシルク印刷を入れてあるのでいい感じかと思います。

恒例のプレゼント企画(終了しました)
2名様に残り1名様にパネルと専用基板を無料で差し上げます。(8/13現在)
条件は製作して感想などを頂ける方にお願い致します。
ブログのコメント欄(非公開設定)からお問い合わせください。

参考回路図、BF998(Dual Gate FET)2個、専用基板を取り付けるベース板(木製)とネジ、ナイロンサポート(黒色)、DCジャック、イヤホンジャック、SMAコネクタ(基板用)も同梱します。


チップ部品はデュアルゲートFET BF998×2個のみ、ローガンズにも優しい?
50MHzと7MHzバージョンで製作しましたが周波数関係を変更すれば他のバンドでも製作可能です。パーツの殆どはサトー電気さんで購入可能です。
Sメーター(ラジケーター)もサトー電気さんで購入しました。

追記2021.12.7
(1)IFフィルターの入出力R1、R2は無くてもIFコイルで最大感度出るようでしたら外した方が良いかもしれません。私が製作時はR1、R2無しで最大感度調整致しました。
(2)Local信号の入力がもし弱いようでしたら抵抗R33、R32を調整又は外してみて下さい。

追記2021.12.25
JL1VNQさんに6mバージョンで製作して頂きました!!
IF増幅部の修正アドバイスを頂きました。
BF998の第2ゲートのバイアス電圧変更で感度アップされています。
IF(11.286MHz)発振回路もVXO化にて可変範囲が広くなっています。
これから製作される方はご参考くださいませ。

修正回路図↓(ぶんきゅうさんのツイートより)

追記2022.2.23
外部SPを接続した時に内部スピーカーがOFFとならないことがわかりました。
AF出力ジャックとSP端子のパターン修正お願い致します。
↓写真参照下さい。赤×印のパターンをカット、青ラインをジャンパー線で接続下さい。