2022年7月18日月曜日

QYT-28実験レポート(アンテナ、マイクの違いによる変調レポート)

AM変調不具合を修理したトランシーバーで色々な変調具合の実験レポートとビデオを頂きました。

大変参考になると思いますので運用の参考にして頂けると幸いです。

実験詳細レポート送ってくださったOM様には感謝申し上げます。

ありがとうございます。m(_ _)m

ビデオはバンドスコープ部分を一部ですが参考にアップしましたので合わせて参照ください。

2022.6.26 QYT28 AM 交信テスト

送信側アンテナ

1.モビホ(ベランダ基台、カウンターポイズあり、SWR1.5 以下)

2.ロッドアンテナ

3.ヘリカルアンテナ

使用マイク:内蔵、OP の中華製、KENWOOD 製 SMC-32 

受信側:IC-7610+LW 送受信地点間距離:数百メートル 

帯域幅:バンドスコープでの見た目を kHz で表示 

周波数:28.980、28.235(2 波) 

 <28.980MHz> 

【モビホ】 

・内蔵マイク 12kHz これを標準とする。可もなく不可もなし。

2 番目評価 ・KENWOOD 製 10kHz 低音が出過ぎ。

3 番目評価 ・中華製 8kHz バランス良く一番聴きやすい。これが 1 番。

【ロッドタイプ】 

・内蔵マイク 8kHz モビホより音質はやや落ちる。3 番目評価。

・KENWOOD 製 6kHz 了解度、明瞭度共に一番良い。 

・中華製 5kHz 変調がやや薄い。2 番目評価。 

【ヘリカル】 

・内蔵マイク 8kHz 口元を近付けると低音が割れ気味。3 番目評価。 

・KENWOOD 製 16kHz 音がビビって聴こえる。2 番目評価。 

・中華製 12kHz 一番聴き取りやすい。これが 1 番。 


 <28.235MHz> 

【モビホ】 

・内蔵マイク 16kHz 28.980 と変わらず。3 番目の評価。 

・KENWOOD 製 14kHz 中音域が強く、了解度良好。2 番目の評価。 

・中華製 8kHz KENWOOD とほぼ変わらずも、これが 1 番。 

【ロッドタイプ】 

・内蔵マイク 8kHz 鼻詰まりのように聴こえる。3 番目の評価。 

・KENWOOD 製 8kHz 若干鼻詰まり気味の変調。2 番目の評価。 

・中華製 4kHz 変調は少し浅いものの、これが 1 番。やや回り込みあり。 

【ヘリカル】 

・内蔵マイク 4kHz 少し変調浅いが、これが 1 番。 

・KENWOOD 製 3kHz 変調浅い。2 番目の評価。 

・中華製 2kHz 一番変調が浅い。3 番目の評価。 

【総 評】 

モビホ+中華製マイクの組み合わせが変調、了解度ともに一番良かった。 

28.980 の KENWOOD 製 SMC-32 がこれに次ぐ。

KENWOOD 製マイクは送信開始 1~2 秒後くらいから一瞬音声が途切れる。 

帯域幅が狭く、尚且つ S が強ければ了解度高くキレイに聴こえる。 逆に信号が弱く、帯域幅が広がっていれば了解度は落ちる。 

帯域幅は信号強度+入力信号(音声)の強さによって広がる傾向。 

周波数は高いほうが結果は良い傾向。 

マイクから 15cm 以内に口元を近付けると総じて良くない結果。(低音の音割れ等)

ヘリカルは高いほうの周波数だと近距離でも飛びは良くない 

回り込みはロッドタイプ+中華マイクで発生したが、個体差がありそう。 

受信側(IC-7610)の TWIN PBT は若干オフセットしないとキレイに復調されない?

今回は優秀な個体?

(テストレポートありがとうございました。中華マイクが意外と健闘している感じがしました。今後とも宜しくお願い致します。JO1ACW)

0 件のコメント:

コメントを投稿