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キット頒布価格2,800円(送料込み)
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「KIBANT」
基板で作る同調型ホイップアンテナ
QCX mini用にGAWANTモドキを製作しようと思ったのですが、以前製作した時にケース穴あけ加工が面倒でした。ふと基板で作っちゃえば楽では?という発想から図面を書き始めました。バリコンやロッドアンテナが入るか確認しながら作図しました。
表、裏、サイドカバーなど6枚の基板でケースを形作ります。
苦労した点はFusion PCBで安く作れる100mm x 100mm以内に上手く収めることでした。スリット加工は無料なのですがスリット加工を考慮しながら面付デザインするのが大変でした。3回ほど基板面付デザインを変更して1か月くらい作図だけて費やしました。
フロントパネルとバックパネルの設計
3Dイメージ |
同じくサイドカバーの設計
3Dイメージ
Fusion PCBから出来上がってきた基板と製作に必要なパーツ
(他にUEW線0.4mmと線材を使います。)
白地にクロネコちゃんでロゴ入れしました。
~ 製 作 編 ~
T68-2(サトー電気にて購入)に27回巻きました。
ローバンド(7MHz~14MHz)用です。
ポリバリコンは140P + 60PFの2連タイプで140PF側を使用します。
一気に内部配線の様子
ケースを小型にしましたので結構詰まっています。
ロッドアンテナはサトー電気で購入した約1.4m(138cm)を使用。
約1.4m(138cm)は程よい長さです。
各パネル基板はM3ナイロンネジと25mmスペーサーを使用してケースに組み立てます。
下部BNCとロッドアンテナを固定するネジM4
裏側には肉球スタンプロゴと「Always QRP with You」のメッセージを入れておきました。
完成後にNano VNAで測定したところ上手くSWRが下がりました。
同調範囲はおおよそ5.9MHz~15.9MHzでした。
FT-1XDに装着して短波放送を聞いてみました。
無料パーツセットの頒布を応募したところJM1OOPさんから応募頂きました。
今後製作の様子や使い心地をレポート頂けるそうなので楽しみです。
~ 運 用 編 ~
製作後しばらく経ってから駐車場からテスト運用してみました。
マグネット基台にマグネットアースを装着してKIBANTを取り付けました。
住宅地なので障害物も多く飛びは期待できませんが....
RigはQCX mini と乾電池6本で2W弱のパワー
2、3、7エリアがよく入感してましたが呼んでもなかなかピックアップしてもらえず。
1時間弱ほど運用して諦めかけてた時にようやく1エリア移動局にピックアップしてもらいました。頂いたレポートがRST557だったのでQRH?トーンがおかしいみたいでした。
自宅に戻ってからテスタで電圧を測ると8.4Vまで落ちていましたので送信時に恐らく周波数が変動していたのかもしれないです。
KIBANTとりあえず上手く機能しているようなので一安心。
次はハイバンド(18MHz~28MHz)製作します。