2022年3月19日土曜日

QYT-28 レポート2(電源シャットダウン)

電源シャットダウン後、しばらくして電源が再び入りそのまま使用されていたものを点検を兼ねて送って頂きました。初回20台ロットの内の1台になります。



QYT社最新ロットと思われるFETが付いていました。

(お預かり時に出力4W確認済み)


左側が先日焼損したFET(中間ロット品と思われます)と今回お預かりしたトランシーバーのFET(最新ロット)右側。初回20台ロットから最新ロットになっていることがわかりました。


フランジ部分(裏側)


念のため取り外して新品FET(Mouser Japan購入品)と交換します。


FETのリードは細い部分(太い部分を残して)カットします。


新しいFETを半田付け


アルミダイキャスト側にシリコーングリス塗布

プレート、シリコンゴム側にシリコーングリス塗布


外したFETをトランジスタチェッカーで確認

QYT最新ロット版(QYT曰く)はゲート容量が大きく、Vtが低いことがわかりました。

(この個体だけなのか、電源シャットダウンによるものかは不明)


Mouser Japanで購入したFET


※中間ロット品については現物(動作品)が無いため特性は不明。

※150台ロットのFETは最新ロットを確認(全数は未確認です)


FET交換後、パワー測定すると2.5Wのためパワー調整VRにて4Wに調整。



連続12分(間欠無しの連続)にて異常が無いかを確認し動作OKとしました。

鳴き合わせテスト交信にて変調含め送受信も確認。


2022.3.21追記

上記シリコングリス塗布処置したトランシーバーの返却を中止。

オーナー様に許可を得てファイナルのネジ留め処置、AMモード時に変調器トランジスタにも結構負担が掛かるのでMJE2955Tもネジ留め処置することにしました。

半田付けしたFETを取り外してリードの長い新品を再度取り付けます。

そしてMJE2955T用タップ開け1ヶ所追加しました。


再度組み立て

パワー調整(4W)後、12分連続送信にて確認
ネジ留め放熱効果を確認して完了。

しばらく様子を見て頂くようお願いしました。















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