2024年2月29日木曜日

IC-746とFT-891

リグが2台同時にシャック入りしました。

アイコムIC-746(100W)
ローカルのOM様から頂きました🐱
昔から使ってみたかったモデルなのでとっても嬉しいです。
ありがとうございますm(_ _)m
HF~144MHzまでオールモードで出られます。当局のメインリグとして愛用させて頂きます☺️
八重洲FT-891(100W)
2016年発売時から気になっていたリグ、こちらもいつか使ってみたいと思っていました。最近VX-3が製造中止となり、品薄状態のFT-891も突然製造中止になりそうな気がして最安値の今がチャンスと思い購入しました。
モービル機、フロントパネルがセパレート式になっています。

大きさは昔使っていたFT817とほぼ同じかな?(ちょっと奥行きが長いくらい?)

視認性は😉👍️✨GOOD
最近ハスラーを売却してしまいクルマが無いのでCW専用機としてホームシャックで活躍してもらいます。
先ずは取説で使い方を勉強せねば…
IC-746はボタンが独立して取説無しでも簡単操作ですがFT-891はボタンが少なくて慣れるまで少し時間がかかりそう。




2024年2月26日月曜日

アルインコDM330修理完了

アルインコ電源の修理
前回までのあらすじはこちら

ときどき気が向いたときに回路図とにらめっこしながら疑いのある部品を外してチェックしておりました。

放熱シリコングリースの白いやつが
あちこちに付着しちゃってやりづらい
ブリッジダイオード
テスターでチェックしましたが問題無し

スイッチングトランジスター
2SC4157(2個)を取り外してトランジスターチェッカーで確認。→問題無し

コレクターとベース間の抵抗が焼けていた2SC5353もチェック→問題無し

AC入力ラインのパターンをテスターで入念に再チェックしているとチョークコイルのパターン入力と出力に導通が無いことを発見!!
虫眼鏡🔎で拡大して見るとスルーホール半田付けがおかしい。
歯ブラシでゴシゴシ汚れを落とすと、ちゃんと半田付けされてなくてスカスカです
(  ̄- ̄)
今までよく通電されていましたね~
半田付けし直して無事復活しました🎉

手持ちのトランシーバーで負荷を掛けて念のため確認、問題無し。

梅さん、大変お待たせ致しました。
お暇な時にお引き取りお願い致します🙇
IC-756pro3と合わせて無事復活して良かったですねー(^^)





2024年2月25日日曜日

FT-101ZSD修理(その5)

今日は電源部の電解コンデンサを交換しました。
3300uF 25V、45年前のものとサイズ比較
かなり小型化しました。
基板を外すのが面倒なので古いコンデンサのリードを利用して半田付けしました。

RECT Bユニットの電解コンデンサも全て交換しました。
↓交換前

ケーブルを外すのが面倒なので基板をとめているネジだけ外して基板を裏返して半田付け交換しました。
↓交換後
サイズが小さくなったのでスッキリ。
茶色いのは接着剤。
外した電解コンデンサの裏側、液漏れしていました。やはり交換して良かった。
AC入力トランス橫の超大型コンデンサは取り外すのが大変そうなので次回
200uF 500V→330uF 250V直列2個に交換する予定。

つづく






























2024年2月24日土曜日

FT-101ZSD修理(その4)

FT-101ZSD修理シリーズ、今回はローバンドのパワーが出ない件を深掘りします。
理由として考えられるポイントは

①各バンド水晶ユニットの出力レベル
オシロスコープで確認しました。
出力レベルOKでした。

②プリミックス混合ユニットの出力レベル
(VFO + 各バンドLOの混合出力)
出力レベル、ローバンドが少し低いですがローバンドは増幅率が通常ハイバンドよりも高いので問題無しと考えます。

③トリマーボード(12BY7A入力前の同調)用トリマの経年変化では?
最後にトリマーボードのトリマーを調整したところパワーが上がりました。
7MHz 100W 
3.5MHz 100W
1.9MHz  50W
※1.9 MHzはオンエアするつもりがないからまあいいかという感じです。

ようやく使えそうなところまで来ました。
あとは28MHzで何故かパワーがふらつく現象だけとなりました。
今までのチェックでトリマーボード裏側に付いているパッティングコンデンサーが怪しそうです。

(つづく)
次回は高圧電源部の電解コンデンサを交換予定。サトー電気で一揃え仕入れて来ました。いつものC国製は信用できないので信頼の日本製(日本ケミコン製)を購入しました。高耐圧品のため全部で3,300円ほど掛かりましたが⚡️😭💣️爆発する前に交換せねば😼

そういえば日本ケミコン(6997)株価続落
カルテル訴訟特損で最終赤字膨らむ。
将来の業績回復を願って今が買いか…
って修理とは全然関係無いお話でした。

2024年2月23日金曜日

FT-101ZSD修理 (その3)

修理もだいぶ本格的に進めてきたのでFT-101ZDのサービスマニュアルをネット検索して必用なページだけを印刷して製本しておいた。
サービスマニュアルがあれば信号の流れや各部電圧がわかり、故障箇所のトレースに大変役立ちます

タンク回路内のロータリースイッチの洗浄を忘れていたので実施しました。
これでローバンドのパワーがアップしてくれないかな
→7MHzのみパワーアップ(40W→60W)
他のバンドはあまり変わらず。

ファイナル部分の写真を撮り忘れていました。6146Bゼネラルエレクトロニクス製が2本付いていました。ドライブはNEC製12BY7Aです。
28MHz 50W → 100W改造
ロータリースイッチの黄色い線(SG線)を付け替えます。

黄色い線を外します。

白/黒(ツートンカラー)線と同じ端子に半田付けします。
→この改造後、何故かパワーアップせず
とりあえず配線を元に戻しました。

その後、別のサイトで2.2KΩの抵抗をカットしてバイパスする方法があるのを見つけ試してみたところ80Wまでアップしました。
カットした抵抗は熱収縮チューブを被せておきました。新たに追加した黄色い線のバイパス。

10C、10Dのバンド水晶がCBバンドのものが付いていました。昔の無線機には多いみたいな感じです。
最後に再度パワー測定してみた
ローバンドは何故かICが少なくパワーも出ない。
そして相変わらず28MHzのパワーがフラフラと不安定です。どこか接触不良なのかも。

FT-101Zシリーズはタイプが発売時期によってMK0~MK3の4種類あるようだが当局所有のものは第2世代のMK1であった。
WARCバンド無し、FM無しバージョンです。次のMK2タイプからWARC、FM対応となったようです。

2024年2月21日水曜日

八重洲FT-891

八重洲FT-891(100W)を予約
※現在100Wモデルは品薄状態らしいっす

8年越しの片思いを叶えました。
これは銘機だと信じてポチりました。
今が最安値だと思います。
VX-3のように突然製造中止となる前に後悔する前に想いを叶えます…

2024年2月20日火曜日

FT-101ZSD修理(その2)

FT-101ZSD(100W改)ですがローバンドでパワーが出ないという症状があり、前回リレー交換後そのまま放置していました。

現在のパワー出力状態
1.9MHz 0W
3.5MHz 10W
7MHz  30W
14MHz 100W
21MHz 100W
28MHz 50W→但しパワーが不安定

そこで前回やり残したロータリースイッチ2個をサンハヤト接点洗浄剤RC-S201で洗浄してみました。(カバーを外さないと洗浄できない2個)
円板接点がカーボン汚れで真っ黒になっていましたが洗浄剤と歯ブラシで綺麗になりました。
洗浄後、再度パワー測定すると少し改善しました。
28MHz 50W~60W(10A~10D)
但しまだパワーがふらふら不安定です。
10W~60Wまでパワー計の針がふらふらします。

7MHz 30Wから40Wにアップ
3.5MHz 10Wから24W にアップ

1.9MHzはSNSで1.910MHz付近で調整するとパワー出るはずとアドバイス頂き、20W出るようになりました。

ロータリースイッチの洗浄もだいたいやったので次はバンドごとの局発レベルをチェックしてみようと思います。

AMユニット
このFT-101ZSDはWARCバンド無し、FM無しの初期型と思われますがAMユニットは装着されていました。初期型は初めから搭載されているのかもしれないですね。
PB-1715B基板
マイカコンデンサは高耐圧のセラミックコンデンサに交換済み(0.001uF 6KV)。
海外のメンテナンスサイトを見ると必ずここは交換せよと書かれていたので、とりあえず交換しておいた。

2024年2月16日金曜日

IC-741修理

IC-756pro3修理の為にドライバー段2SC3133(2個)を外してしまったIC-741

2SC3133は残念ながら現在入手不可です。
代わりにサトー電気で比較的安価に買える2SC1969を購入して取り付けました。

2SC1969はコレクターフィンとなるためシリコンシートを挟みます。

エミッタとコレクタの位置が逆の為、足をクロスさせて取り付け。バリスタダイオードはヤフオクで仕入れました。
金属ネジは使えないためポリカーボネート製のネジで固定します。

ダイオードはシリコングリスをたっぷり塗布してトランジスターへ密着させます。

アイドル電流は200mAに設定
※最初100mAに設定したのですが、ネット検索で自作アンプのブログを発見、1個あたり100mAの設定をされていたので200mA(2個分)としてみました。

2SC1969を代用して無事100W出力復活しました😼
最初パワーが出ずに悩んだのですがFMユニットをIC-740Sへ移植した時にIFケーブルを元に戻すのを忘れていました。
( ̄▽ ̄;)

※28MHzの100W化
このトランシーバーが発売された時代は28MHzの最大許可電力が50Wでした。
28MHzだけパワーが50Wしか出ない為、100Wへ改造しました。
メインユニットのケーブルを1本抜くだけです。
緑色のケーブルをコネクターから外します。外したあとは熱収縮チューブを被せておきます。
これで28MHzは無事100Wになりました。

マイクはICOM純正マイク(プリアンプ無しの普通のダイナミックマイク)を使用。最初、自作コンデンサマイク(写真右側STANDARDマイク内部改造品)を使用したらコンデンサマイク用の電源線(赤色線)に100W送信波が回り込みして変調が割れる不具合が出てしまいました。マイク電源ラインはシールドしないとダメですね。

マイクピンアサイン
KENWOODとの違いはPTTだけのようである。(4線式の場合)
※但しマイク用電源と周波数UP/Downも違うはずなので結線する場合は注意が必用


※2月17日朝、修理したIC-741を使って
ARRL International DX Contest CWに少し参加してみました。アンテナはコメットの21MHzモービルホイップですが100Wで呼ぶと結構ピックアップして頂けます。
ゼネカバ機能もあるのでAMモードにしてBCLラジオ代わりにもなります。
ちなみにAM送信改造することも可能。
私が以前改造した記事IC-741のAM送信改造をご覧ください。