古いリグで今更感もあるが日本では改造例をネットで見たことが無いし
夏休みで時間もあったので下記のようにAMが送信できるようにしてみました
改造前のMain Unit
↓
改装後(表)
改造後(裏)
改造手順の備忘録(全てMain Unitです)
①Q39へ接続されているD44アノード側を取り外す。
(AMモード時に+8Vがでているラインがつながっています)
②トランジスタSW回路を作る
適当なNPNトランジスタ(私は手持ちの2SC2458)使ってTRスイッチング回路を作ります
J21(R8Vへ) <-- 1N4148 --> -- 10Kohm --TR(ベース)----> C(AM8Vへ)
----->E(D44のアノードへ接続)
1N4148は秋月で数年前に購入したものがたまたまあったので使用しました。
適当なSWダイオードを使います。
AMモードの受信時のみ9MhzBFO発振させるため。
③Q13のR66を取り外す
外したR66へSWダイオード2個のカソードを接続
アノード側をCW8V、RY8Vへ接続
R23orR30 --- R66(10K)-----1N4148 ---->CW8Vへ接続
---1N4148 ---->RY8Vへ接続
AMモードの時にマイク入力をミュートさせない(バラモジIC入力手前のミュート回路を解除)
④Q19のエミッタ―へSWダイオードを追加する(D15のカソード側)
追加ダイオードのカソード側をQ19のエミッタ―へハンダ付けする
アノード側はAM8Vへ接続する
AMモード時にマイクアンプとVOXを動作させるため
⑤Q8のR31を外す(ベース側と反対側)
外した側へSWダイオードを3個取付け、各々にLSB8V、USB8V、FM8Vラインを接続する
AMモード時にバラモジのキャリアバランスを崩すため
⑥Q7のベースへつながらR24を取り外す(マイクミュート)
取り外したスルーホールのうちR65側の穴へダイオード1本と取付け(カソード側)
反対側(アノード側)をAM8Vへ接続
キャリア9MhzをAMモード用に発振させるため
※AMモード時はパワーを100W機⇒50W(10W機⇒5W)に絞ること!
本体へ取り付け(コネクタ関係約25本を取り外し、取り付け)
無事改造終了!
28MHz AMにて50W送信中(ダミーロード使用)
改造は結構大変でした、英文の改造情報がありますが全て回路図で確認して理解してから進めました。でないと上手く行かないときに原因究明ができません。AM11時ころから始めて夕方まで掛かりました。
尚、IC-741はGENE時の送信禁止回路を無効にすることで簡単にジェネカバ送信改造(SG化)ができます。(ワイヤー1本のカット、回路図を見るとすぐわかります)
RFユニット、J7、J8のMUTO(送信ミョート用)の黄色いケーブルです。
※送信実験は必ずダミーロードで行う。
アンテナで送信は電波法違反です。
※改造は事故責任です。
TNX to Paul N2FAN for IC-745 mods informations.
詳細はN2FANさんのウェブサイトにあります(原典は英語です)
2 件のコメント:
AMのチェックで28.305ではなく28.144なのが絶妙(笑)
To JN1VXTさん、
気づかれちゃいました(笑)
コメントを投稿