50MHzバージョンもパネル配線完了。50MHzバージョンのVXOコイルはFCZ1R9(1.9MHz)から10uHに変更。2連ポリバリコンは60PF側を使用(KIBANTで使用したものと同じポリバリコン)。スーパーVXO39MHz(13MHz水晶3逓倍)の可変範囲は
久しぶりに本格的なシングルスーパー受信機を製作しましたがVXOは奥が深いです。
使用する水晶、VXOコイルによって可変範囲の上下限が変わります。バリコンは可変範囲を広げようと容量を大きくしても、ある程度のところで高止まりしました。VXOコイルも同じく可変範囲を欲張って大きくしても発振が暴れて上手く行きませんでした。FCZ1R9は可変範囲が広いのですが発振が不安定となりました(7MHzバージョンはFCZ1R9では発振せず)。手巻きしない場合(普通のインダクタ使用の場合)は、VXOコイルは4.7uH~10uHが良いと思います。50MHzバージョンのVXOコイルは4.7uH + 4.7uHや4.7uH + 6.8uHも試したが発振安定せずNGでした。いまのところ10uHで落ち着いています。7MHzバージョンのVXOコイルは4.7uH→6.8uHに変えたところ7.035MHz~7.130MHzまで可変できるようになり良い感じです。
今回デュアルゲートFETのBF998を初めてIF増幅に使用しました。このデバイスの情報が少なくて不明でしたが、とりあえず従来の回路(ビギトラ3SK59のIF回路を参照)をそのまま入れ替えて製作、動作しました。製作後、少し変更して電源分圧抵抗は電源1/2で設定、ソース抵抗は10Ω(自己バイアス)としました。
しばらくQCXばかり使用していましたが、やはりアナログ的なシングルスーパーも良い感じですね。特に自作で聞くシングルスーパーの音色は好きです。
今回ALLPCBさんでパネルが無料(送料も無料!)で出来ましたし、自作環境は昔に比べて良くなったと思います。Kicadも初めは慣れるまで大変ですが使い慣れると凄い自作ツールとなります。FCZ基板や生基板でやっていた頃に戻れなくなりました。
↓回路図(今回製作した基板と少し異なります。次回製作用にAM検波回路を追加)
(とりあえず完)
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