付属ヘリカルアンテナにて28.235MHzだとOK、29.300MHzだと送信1分以上で電源が送信中シャットダウン。
その時はP(Power)インジケータはMax赤色表示になっています。
SWRが高い状態だとファイナルFETに負荷がかかり保護回路(電源回路)が働きシャットダウンになるようです。
同じ条件で別のトランシーバーで試すとP(Power)表示はMax赤色表示になりますが連続送信してもシャットダウンせずOKでした。
シャットダウンするトランシーバーのケースを外してFETの取り付け状態を見て見ると放熱シートとFETフランジが密着していなくて隙間がありました。
まずシリコーングリスを放熱シートとFETに充填して熱がよく伝わるようにしました。(ネジ留めは無し)
この状態で再度同じようにヘリカルアンテナ29.300MHzにて連続送信(約10分)してみるとシャットダウンせずに動作しました。
ネジ留め無しでもシリコーングリス充填は効果有ることが分かりました。
修理作業
再度ケースを外して一度塗布したシリコーングリスを全て除去、アルミダイキャストに2ヵ所(FETと変調トランジスター用)タップ開けをします。
今回も新しいオンセミFETを取り付けました。取り外したQYT品(左)、新しいオンセミ品(右)。
電源シャットダウン現象が出た場合、乾電池ケースを使用すると電源保護回路が働かない為、ファイナルを焼損する可能性があります。乾電池ケースは使用せずにグリス充填、またはネジ留め放熱対策をする必要があります。
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