2024年最初の投稿は昨年修理を中断していたIC-756ProIIIの続編になります。
(前回までの状況)
①オシロスコープで信号を確認したところドライバー2SC1972で信号が減衰(増幅していない)ことが判明、取り外してトランジスタチェッカーで確認したところショートモード(抵抗)になっていました。
②サトー電気で中古2SC1972を2個購入(hfe測定したところ)1個はhfeが低く(一桁)使うか迷ったがとりあえず交換。数秒100W出力したものの昇天してしまいました。
(ここで中断してました。)
③ドライバーTR以外に他にダメージのある部品がないか再確認しました。
→バリスタダイオード不良を確認しました。(実はバリスタダイオードも入手難)
※未使用品のサトー電気で販売していた2SC1972(2,400円/個)は事故で入院していた間に売り切れてしまいネット上で探しましたが出物(妥当な値段で信用できるもの)が見つからず困りました。
そこでなんとなく使えそうな代替品候補に上がっていた2SC3133を使用することにしました。この2SC3133はHF用(2SC1972はVHF用)ですが同じアイコムのIC-505(50MHzポータブルトランシーバー)に使用されていて1本で10W出力しています。かなり昔、このIC505ジャンクをヤフオクで入手して修理していたので知っていました。なのでIC-756ProIII(HF~50MHz)にも使えるだろうと思ったのでした。又トランジスタの足ピンアサインも全く同じ、エミッタフィンも同じ(ヒートシンクに直付け可能)です。ただこの2SC3133も市場ではすでに廃品種となり入手が困難ですが....ニャ、ニャンんと手元に2個あります。はい、だから使おうと思ったのですが...
昨年ヤフオクでFMユニット(オプション品)だけ欲しくて落札していたIC-741にも実は2SC3133 x 2個がドライバーとして使用されています。(これもかなり昔に別のIC-741を修理して知っていたのでした)
FMユニットを愛機IC-740Sに移植して現在は放置状態になっているIC-741君にドナーとなって頂くことにしました。入手困難なバリスタダイオードも一緒に外します。
IC-756ProIIIのパワーアンプ基板へシリコングリスをたっぷり塗布して2SC3133 x 2個を取り付けます。
バリスタダイオードと2SC3133との間にもシリコングリスをたっぷり塗布して熱結合させます。
正月早々、作業中またまた指をジュっとやってしまいました(T_T)
ドジなのでよくやります....
2 件のコメント:
昔のリグは無くなった部品もあるのでかなかな一筋縄ではいかないようですね。
メーカーが古い機械の修理をいやがる気持ちもわかります。
いままでフルパワーで使っていましたがACWの忠告を尊重してちょっと控えめに。Hi
今日はありがとうございました。
パワー控えめに優しく使って頂けるとリグも長持ちすると思います
m(_ _)m
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